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診断・治療

編集協力:独立行政法人国立病院機構宇多野病院院長 梶 龍兒 先生

痙性斜頸の診断について

痙性斜頸の診断は、一見して容易ともいえますが、一部に偽性斜頸とよばれる、骨格異状などによる頭位偏倚や心因性斜頸があり、診断の際には注意が必要です。

また、主症状として頸部の痛みのみを訴える場合があります。このような症状のなかに、痙性斜頸が隠れている場合があり、注意が求められます。

痙性斜頸の治療について

国内ではボツリヌス療法をすべての施設で行えるとは限らないため、簡便性・経済性から、内服療法が第一選択となっていることがあります。しかし、痙性斜頸を適応とする内服薬は存在していません。数ヵ月以内に効果を確認し、無効の場合には、ボツリヌス療法に切り替えることが望ましいとされています。

ボツリヌス療法
緊張や攣縮している筋にボツリヌス毒素製剤を注射します。ボツリヌス毒素製剤は神経筋接合部で神経終末に作用し、アセチルコリンの放出を抑制します。これにより、アセチルコリンを介した筋収縮が阻害され、筋の攣縮および緊張を改善します。これによって、頭位偏倚、疼痛を改善します。個人差はありますが、通常1回の施注で約3~4ヵ月効果が持続します。

その他の治療法
その他の治療法として内服療法、MAB療法、定位脳手術、選択的末梢神経遮断術、リハビリテーション、鍼治療、心理療法などが行われています。

重症度・治療効果の評価

痙性斜頸の重症度評価には、いくつかの方法がありますが、症状を比較的容易かつ客観的にスコア化できるTsui(チョイまたはツイ)の評価尺度がよく用いられます。ボトックスの臨床試験および市販後調査に用いたTsuiの評価尺度の変法を以下に紹介します。

この尺度では、痙性斜頸の重症度を、A頭位偏倚の程度、B持続性の有無、C体軸偏倚の程度、D振戦などの不随意運動の程度と持続性によってスコア化します。

Tsuiの評価尺度(変法)

A 頭位偏倚

合計点数=スコアA
 
 
B 持続

スコアB


C 体軸偏倚

合計点数=スコアC

 

D 頭部の不随意運動(振戦など)

合計点数=スコアD

合計スコア ( A × B ) + C + D