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製品特性

アノーロの特性

アノーロは、
LAMA
とLABAの配合剤です
COPD患者さんの呼吸機能および労作時の
息切れを改善しました

*LAMA:長時間作用性抗コリン薬
†LABA:長時間作用性β
2刺激薬

気管支拡張効果により呼吸機能を改善しました[1]

「気管支拡張効果」を詳しく

COPDによる労作時の息切れを改善しました[2]

「息切れ改善効果」を詳しく

エリプタは1アクションで操作が簡単なデバイスです

「エリプタ」を詳しく

第III相国際共同臨床試験2試験において、本剤又はウメクリジニウム(UMEC)/ビランテロール(VI)125/25μgが投与された816例(日本人39例を含む)中61例(7.5%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、頭痛7例(0.9%)、口内乾燥7例(0.9%)、咳嗽6例(0.7%)、味覚異常5例(0.6%)であった。
国内長期投与試験において、UMEC/VI 125/25μgが投与された130例中8例(6.0%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、高血圧2例(1.5%)であった。(承認時)

*)本剤の承認された用量は、UMEC/VI 62.5/25μg 1日1回である。

重大な副作用としては、心房細動が報告されている。

さらに詳しく

承認時評価資料

  1. Maleki-Yazdi MR et al: Respir Med 2014;108(12), 1752-1760
  2. Donohue JF et al: Respir Med 2013; 107(10), 1538-1546

◆本剤の「禁忌を含む使用上の注意」等については添付文書をご参照ください。

呼吸機能改善効果(アノーロとチオトロピウム)

アノーロは呼吸機能改善効果を示しました

アノーロの投与により、トラフFEV1値の改善が得られました

  • 投与169日目のトラフFEV値のベースラインからの変化量は、アノ-ロ群205mL、チオトロピウム群93mLでした[1]
  • 100mLの呼吸機能の改善は、臨床的に意義があるといわれています[2]

目的

COPD患者にウメクリジニウム(UMEC)/ビランテロール(VI)を24週間投与したときの有効性と安全性をチオトロピウムと比較検討する。

対象

40歳以上の中等症から最重症のCOPD患者および米国胸部疾患学会/欧州呼吸器学会ガイドラインに則りCOPDの既往ありと認められた患者の合計905例

方法

多施設共同・無作為化・二重盲検・ダブルダミー・並行群間比較試験。UMEC/VI 62.5/25μg(アノーロ群)またはプラセボをエリプタを用いて、チオトロピウム 18μg(チオトロピウム群)またはプラセボをハンディヘラーを用いて1日1回24週間吸入投与した。

評価項目

有効性評価項目…

主要評価項目:投与169日目のトラフFEV1
副次評価項目:投与168日目における投与後0~6時間のFEV
1加重平均値、投与2、28、56、84、112、140、168日目のトラフFEV1値、投与1、84日目の投与後0~6時間のFEV1加重平均値

安全性評価項目…

有害事象発現率、心血管イベント、肺炎、下気道感染の発現率

解析計画

投与169日目のトラフFEV1値は、ITT集団を対象とし、反復測定混合モデルを用いて解析を行うこととした。

安全性

全体の有害事象発現率はアノーロ群44%(202/454例)、チオトロピウム群42%(190/451例)であった。重篤な有害事象の発現率は両群とも4%であった。試験薬と関連があると判断された重篤な有害事象は認められなかった。試験期間中にアノーロ群で2例(心不全1例、原因不明1例)、チオトロピウム群で5例(突然死、膵癌、呼吸不全、肺塞栓症、急性心不全)の死亡が認められたが、試験薬との関連が疑われる死亡は認められなかった。心血管系有害事象発現率はアノーロ群、チオトロピウム群とも2%、肺炎および下気道感染の発現率はアノーロ群1%未満、チオトロピウム群1%であった。

同じ目的で行われた別の2つの臨床試験における投与169日目のトラフFEV1値のベースラインからの変化量の最小二乗平均値(SE)に関して、DB2113360試験では、アノ-ロ群で211mL(18)、チオトロピウム群で121mL(19)と、トラフFEV1値の変化量において統計学的有意性を示した(p=0.0006、反復測定モデルによる解析)[3]。一方、DB2113374試験では、アノーロ群で208mL(18)、チオトロピウム群で149mL(18)と、アノーロ群で数値的に上回るトラフFEV1値の変化量の増加を示したが、検定階層の上位項目で統計学的な有意差が示されず、統計学的有意性は推定できなかった[3]

  1. Maleki-Yazdi MR et al: Respir Med 2014; 108(12), 1752-1760
  2. Donohue JF:Journal of Chronic Obstructive Pulmonary Disease 2005 ; 2(1),111-124
  3. Decramer M et al: Lancet Respir Med 2014; 2(6), 472-486

    *利益相反:本試験に関わる費用は、GSKの支援を受けた。著者には、GSKが過去にコンサルティング費・研究助成金を支払った者、GSKの社員・株主が含まれる。

アノーロは気管支拡張薬単剤よりも
COPD患者さんの呼吸機能を改善すると
思われますでしょうか?

◆本剤の「禁忌を含む使用上の注意」等については添付文書をご参照ください。

呼吸機能改善効果(ウメクリジニウムとチオトロピウム)

アノーロは呼吸機能改善効果を示しました。

ウメクリジニウムの投与によって、85日目時点のトラフFEV1値がベースラインから154mL改善しました

事前に規定した下記の基準に則り、ウメクリジニウムのチオトロピウムに対する優越性が示された(2群間の差の95%信頼区間:29〜88mL)。
2群間の差の95%信頼区間の下限が

  • l-50mLを下回る場合:ウメクリジニウムはチオトロピウムに対し劣る
  • l-50〜0mLの場合:ウメクリジニウムはチオトロピウムに対し非劣性
  • l0mLを超える場合:ウメクリジニウムはチオトロピウムに対し優れている


ウメクリジニウムの投与によって、トラフFEV1値が改善しました

治療群、ベースラインFEV1値、施設グループ、投与日、投与日とベースライン値の交互作用及び投与日と治療群の交互作用を共変量とした反復測定モデルによる解析

チオトロピウム対照非劣性試験の安全性

治療期間中の有害事象(ITT集団)【海外データ】[1]

ITT: Intent to treat

チオトロピウム対照非劣性試験の概要

目的

COPD患者に、ウメクリジニウム(UMEC)62.5μgとチオトロピウム18μgを12週間投与したときの有効性及び安全性を比較する。

対象

10pack-years以上の喫煙歴があり、サルブタモール吸入前後の1秒量(FEV1)/努力性肺活量(FVC)比が0.70未満かつ吸入後のFEV1が予測値の30%以上70%以下、mMRCスコア2以上でICS(1日にフルチカゾンプロピオン酸エステル1,000μg以下※または同等)以外の治療を受けていない40歳以上のCOPD患者1,017例(UMEC投与509例、チオトロピウム投与508例)

方法

多施設共同・無作為化・二重盲検・実薬対照ダブルダミー・並行群間比較試験。UMEC群ではUMEC62.5μgはエリプタ、プラセボはハンディヘラーを用いて、チオトロピウム群ではチオトロピウム18μgはハンディヘラー、プラセボはエリプタを用いて、それぞれ1日1回12週間投与した。

評価項目

有効性評価項目…

主要評価項目:投与85日目のトラフFEV1
その他の評価項目:投与84日目における投与後0~12、12~24、0~24時間のFEV
1加重平均値、その他の日におけるトラフFEV1値および連続FEV1値、投与1日目における効果発現時間等

安全性評価項目…

有害事象の発現頻度、バイタルサイン、COPDの増悪

解析計画

主解析はPer protocol集団にて行われ、投与85日目のトラフFEV1値のUMEC群とチオトロピウム群との差の値について、95%信頼区間の下限が-50mLを上回った場合にはUMEC群のチオトロピウム群に対する非劣性が、さらに95%信頼区間の下限が0mLを上回った場合にはUMEC群のチオトロピウム群に対する優越性が証明されると事前に規定されていた。投与84日目における投与後0~12、12~24、0~24時間のFEV1加重平均値、連続FEV1値は部分集団にて評価することが事前に規定されていた。

※本邦におけるフルチカゾンプロピオン酸エステルの効能・効果は「気管支喘息」です。承認されている1日の最大投与量は800μg(成人)です。
本邦におけるウメクリジニウムの効能・効果は「慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解」です。
承認されている用法・用量は「通常、成人にはウメクリジニウムとして62.5μgを1日1回吸入投与する。」です。

  1. Feldman G et al; Int J Chron Obstruct Pulmon Dis  2016; 11, 719-730

    利益相反:本試験に関わる費用は、GSKの支援を受けた。著者には、CIHR/GSKの委員長を務めている者、GSKが過去に研究助成金を支払った者、GSKの顧問またはGSKの社員・株主・自社株購入権を有する者が含まれる。

臨床的に意義のある息切れ改善効果

アノーロは臨床的に意義のある
息切れの改善を
患者さんにもたらしました

TDI Focalスコアは、日常生活上の息切れを評価する指標です

  • アノーロの投与により、TDI Focalスコアは、プラセボ群と比較して1.2点の有意な差を示しました(p<0.001、反復測定モデルによる解析)[1][2]
  • プラセボと比較して1.0点以上のTDI Focalスコアの改善は臨床的意義があると評価されています[3]

目的

COPD患者にウメクリジニウム(UMEC)/ビランテロール(VI)、UMECおよびVIをエリプタを用いて24週間投与したときの有効性および安全性を評価する。

対象

10pack-years以上の喫煙歴があり、サルブタモール吸入後の1秒量(FEV1)/努力性肺活量(FVC)比が0.70未満で40歳以上のCOPD患者1,532例(日本人68例を含む)

方法

多施設共同・無作為化・二重盲検・プラセボ対照・並行群間比較試験。UMEC/VI 62.5/25μg(アノーロ群)、UMEC 62.5μg(UMEC群)、VI 25μg(VI群)またはプラセボ(プラセボ群)を24週間、それぞれエリプタを用いて1日1回朝に吸入投与した。

評価項目

有効性評価項目…

主要評価項目:投与169日目のトラフFEV1
副次評価項目:投与168日目のTransition Dyspnea Index(TDI)Focalスコアの平均値(日本・欧州)、投与168日目における投与後0~6時間のFEV
1加重平均値

安全性評価項目…

有害事象の発現頻度、血液生化学的検査および血液学的検査、バイタルサイン、12誘導心電図および24時間ホルター心電図(24時間ホルター心電図のみ部分集団)

ヘルスアウトカムズ…

St. George's Respiratory Questionnaire(SGRQ)

解析計画

投与169日目のトラフFEV1値、投与168日目のTDI Focalスコアの平均値および投与168日目における投与後0~6時間のFEV1加重平均値は、ITT集団を対象に反復混合測定モデルを用いて解析した。

安全性

治療期間中および後観察期間中に試験薬と関連があると判断された有害事象の発現率は、アノーロ群6%(25/413例)、UMEC群8%(34/418例)、VI群6%(26/421例)、プラセボ群7%(19/280例)であった。試験薬と関連があると判断された主な有害事象(いずれかの治療群で発現割合が1%以上)は、頭痛[アノーロ群<1%(4/413例)、UMEC群0%(0/418例)、VI群<1%(2/421例)、プラセボ群2%(5/280例)]であった。

Transition Dyspnea Index(TDI)Focalスコア:呼吸困難に対する治療効果の評価指標で、ベースラインからの変化を示す。「機能障害(functional impairment)」「作業の程度(magnitude of task)」「労作の程度(magnitude of effort)」の3つのカテゴリーから構成される。各カテゴリーは-3点(大幅な悪化:major deterioration)から+3点(大幅な改善:major improvement)に区分され、この合計がTDI Focalスコアとして-9点から+9点の範囲をとる。TDI Focalスコアがマイナスの値であれば悪化、プラスの値であれば改善を意味する。TDI Focalスコアの最小の差が+1点以上であれば、臨床的に意義がある改善が得られたとされる[3]

  1. 承認時評価資料:第Ⅲ相臨床試験(国際共同、DB2113373試験)
  2. Donohue JF et al: Respir Med 2013; 107(10), 1538-1546(一部改変)
  3. Mahler DA, Witek TJ: COPD 2005; 2(1), 99-103

    *利益相反:本試験に関わる費用は、GSKの支援を受けた。著者には、GSKが過去に研究助成金を支払った者、GSKの顧問を務めている者、GSKの社員・株主が含まれる。

アノーロは息切れで困っている
患者さんにとって有用な薬剤だと
思われますでしょうか?

本剤の有効成分であるビランテロールの単剤での投与は、承認されていない。

◆本剤の「禁忌を含む使用上の注意」等については添付文書をご参照ください。

副作用発現状況(臨床検査値異常を含む)[1]

第III相国際共同臨床試験2試験において、本剤又はウメクリジニウム(UMEC)/ビランテロール(VI)125/25μgが投与された816例(日本人39例を含む)中61例(7.5%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、頭痛7例(0.9%)、口内乾燥7例(0.9%)、咳嗽6例(0.7%)、味覚異常5例(0.6%)であった。

国内長期投与試験において、UMEC/VI 125/25μgが投与された130例中8例(6.0%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、高血圧2例(1.5%)であった。(承諾時)

*)本剤の承認された用量は、UMEC/VI 62.5/25μg 1日1回である。
重大な副作用としては、心房細動が報告されている。

<その他の副作用>

注)自発報告又は海外のみで認められている副作用については頻度不明とした。

  1. 添付文書(第4版)

製品名はすべて、グラクソ・スミスクライン、そのライセンサー、提携パートナーの登録商標です。
製剤写真及びPDF資料は、患者指導の目的に限りダウンロード頂けます。