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合併症

帯状疱疹は、様々な合併症を引き起こします。

帯状疱疹の合併症として、最も発現が多いのが、帯状疱疹後神経痛(PHN)で、皮疹改善後も持続する疼痛が症状として現れます。
その他にも、帯状疱疹の合併症として、様々な疾患が報告されています。

帯状疱疹の合併症

PHN 皮疹改善後も持続する疼痛
皮膚細菌性
二次感染
溶連菌感染症、ブドウ球菌性蜂窩織炎など
眼合併症 角膜炎、上強膜炎、虹彩炎、結膜炎、ブドウ膜炎、急性網膜壊死、視神経炎、緑内障
無菌性髄膜炎 頭痛、髄膜刺激症状
血管炎
(脳炎)
脳血管炎、昏迷、痙攣、一過性脳虚血発作(TIA)、脳梗塞
ベル麻痺 片側性顔面神経麻痺
ラムゼー・
ハント症候群
耳痛、外耳道水疱、舌前方のしびれ、顔面神経麻痺
聴覚障害 難聴
運動神経炎 筋力低下、横隔神経麻痺、神経因性膀胱
横断性脊髄炎 麻痺、知覚麻痺、括約筋障害

Cohen JI.: N Engl J Med. 369(3), 255-263, 2013
国立感染症研究所: 帯状疱疹ワクチンファクトシート平成29(2017)年2月10日
[https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000185900.pdf, 2021年11月4日確認]より改変

合併症

愛知医科大学皮膚科 渡辺大輔先生ご提供

PM-JP-SGX-WCNT-190002 2023.11