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Q1. 発作時にも使用できますか?
A1.
本剤は既に発現している発作を速やかに軽減させる薬剤ではありません。
本剤の投与期間中に発現する気管支喘息の急性の発作又は慢性閉塞性肺疾患の急性増悪に対しては、短時間作動型吸入β2刺激剤(例えば吸入用サルブタモール硫酸塩)等の他の適切な薬剤を使用するよう患者、保護者又はそれに代わり得る適切な者に注意を与えること。また、その薬剤の使用量が増加したり、あるいは効果が十分でなくなってきた場合には、疾患の管理が十分でないことが考えられるので、可及的速やかに医療機関を受診し医師の治療を求めるよう患者、保護者又はそれに代わり得る適切な者に注意を与えること。[1]
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Q1. 気管支喘息の用法用量を教えてください。
A1.
通常、成人には1回サルメテロールとして50μg及びフルチカゾンプロピオン酸エスエルとして100μgを1日2回吸入投与します。なお、症状に応じて、以下のいずれかの用法・用量に従い投与します。
・1回サルメテロールとして50μg及びフルチカゾンプロピオン酸エスエルとして250μgを1日2回吸入投与
・1回サルメテロールとして50μg及びフルチカゾンプロピオン酸エスエルとして500μgを1日2回吸入投与小児には、症状に応じて以下のいずれかの用法・用量に従い投与します。
・1回サルメテロールとして25μg及びフルチカゾンプロピオン酸エスエルとして50μgを1日2回吸入投与
・1回サルメテロールとして50μg及びフルチカゾンプロピオン酸エスエルとして100μgを1日2回吸入投与 -
Q2. COPD(慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫))の用法・用量を教えてください。
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Q3. ステロイドの量を増やしたいときに吸入回数を増やしてよいか?
A3.
承認された用法・用量通り正しくご使用ください。
本剤を過量投与した場合には、サルメテロールの過量投与(用法及び用量を超える量)により頻脈、不整脈、振戦、頭痛及び筋痙攣等、β刺激剤の薬理学的作用による症状が増悪する可能性がある。また、重篤な症状として、低カリウム血症、高血糖、心室性不整脈あるいは心停止等が発現する可能性がある。フルチカゾンプロピオン酸エステルの過量投与(通常の用法及び用量を超える量等)により副腎皮質機能抑制等の全身性の作用がみられることがある。本剤を過量かつ長期間吸入した小児において、低血糖、及びそれに伴う意識低下、痙攣を主な所見とする急性副腎皮質機能不全の発現が報告されている。副腎皮質機能が抑制されている患者においては、外傷、手術、感染、本剤の急速な減量時等に急性副腎皮質機能不全が発現する可能性がある。[1]
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Q4. いつ吸入するのが最も効果的ですか?
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Q5. 吸入を忘れてしまった時はどのようにすればよいでしょうか?
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Q6. 小児は何歳から臨床試験を行っていますか?
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Q1. うがいの方法を教えて欲しい。うがいが出来ない場合はどうすればよいですか?
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Q2. 牛乳アレルギーの患者にアドエアを使用できますか?
A2.
添付文書上、牛乳を含む乳製品に過敏症の既往歴のある患者に対して明確な注意喚起はありません。
牛乳を含む乳製品には乳蛋白が含まれており、本剤の添加物である乳糖には夾雑物として乳蛋白が含まれます。[1]
極めて微量の牛乳の摂取でも症状が出現する牛乳アレルギー患者において稀に症状が発現することがありますので、牛乳アレルギーのある患者への投与に際しては十分ご注意ください。[2] [3]出典
[1]アドエア添付文書 2020年 11月改訂 ( 第2版、再審査結果 )
[2]「⾷物アレルギーの診療の⼿引き 2020」
[3]酒井 信夫ほか:国立医薬品食品衛生研究所報告 130号 Page58-65(2012.11)
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Q1. ディスカスの操作方法を教えてください。
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Q2. エアゾールの操作方法を教えてください。
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Q3. エアゾールに使用できるスペーサーを教えてください。
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Q4. ディスカスの内部はどのような仕組みになっていますか?
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Q5. ディスカスのカウンターの数字の位置がずれています。このまま使用しても良いのでしょうか?
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Q6. レバーを1回押しただけで、カウンターの数字が2つ以上減ることはありますか?
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Q7. カウンターの色が急に赤くなりました。このまま使用しても良いのでしょうか?
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Q8. 吸入方法で、注意することを教えてください。
A8.
ディスカス製剤:
ディスカスはエアゾール製剤のように、レバーを押すと薬剤が噴霧される仕組みではありません。
患者さんご自身で充填されたドライパウダーを吸入していただく薬剤です。吸入方法としては、無理をしない程度に息を吐き出した後、強く深く「スーッ」と息を吸い込んでください。吸入できているかどうか不安な場合は、吸入後、そのままカバーを閉じずに2~3回吸入を繰り返します。
ディスカスの吸入方法の詳細はこちらをご覧ください。エアゾール製剤:
エアゾールはガスと共に薬剤が定量噴霧されます。まずボンベをよく振って下さい。無理をしない程度に息を吐き出した後、舌を下げ、のどを広げた状態にしてください。ボンベの底を強く押すと薬剤が噴霧されますので、薬剤の噴射のタイミングに合わせて吸入してください。
エアゾールの正しい吸入方法の詳細はこちらをご覧ください。 -
Q9. マウスピース(吸入口)に息を吹きかけてはいけない理由を教えてください。
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Q10. 吸入感覚がないが吸えているのでしょうか?
A10.
薬剤に乳糖が添加されていますので、薬が吸入されるとわずかな甘みや粉の感覚を口の中に感じます。しかし、薬の量がごくわずかであるため、甘みを感じない(吸入感を得られない)場合もあります。また体調などによっても甘みを感じない場合もあります。
うまく吸入出来ているか不安な場合は、カバーを閉じずにそのまま追加で2~3回吸入を繰り返して下さい。また以下の手順でお薬が充填されていることの確認、吸入できたかどうかの確認ができます。
◆お薬が充填されていることの確認:
カバーを開けた後レバーを押し、吸入せずにテーブルに置いた紙(できれば黒色が望ましい)の上に吸入口を向け、吸入器をトントンと叩くと、薬剤が出てくることを確認できます。
注:1回分の薬剤が無駄になることをご理解の上ご確認ください。薬剤は確認作業後に廃棄してください。◆吸入できたかどうかの確認:
吸入後、カバーを閉じる前に、テーブルに置いた紙(できれば黒色が望ましい)の上に吸入口を向け、吸入器をトントンと叩いて、薬剤が出てこなければ正しく吸入できています。 -
Q11. 何回かレバーを動かしてしまったが、吸ってしまう粉の量も増えますか?
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Q12. 吸入器から粉が漏れてきます。どのような事が考えられますか?
A12.
吸入器内部に粉が残ってしまう理由として下記のことが考えられます。
(1) 吸入の前後にレバーを何度も動かしてしまっている。
吸入器の使い方 Q11「何回かレバーを動かしてしまったが、吸ってしまう粉の量も増えますか?」をご確認ください。(2) 吸入が不十分で粉を吸い切れていない。
うまく吸入出来ていないことが考えられる場合は、カバーを閉じずにそのまま追加で2~3回吸入を繰り返して下さい。また吸入後、下記の手順でうまく吸入できたか確認できます。
◆吸入できたかどうかの確認:
吸入後、カバーを閉じる前に、テーブルに置いた紙(できれば黒色が望ましい)の上に吸入口を向け、吸入器をトントンと叩いて、薬剤が出てこなければ正しく吸入できています。 -
Q13. 吸入時にディスカスをたいらに持ちますが、上下はありますか?
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Q1. 開封後の使用期限を教えてください。
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Q2. 保管時の注意点を教えてください。
A2.
ディスカス:
ディスカスは室温(1℃~30℃)保存です。
冷蔵庫で保管すると使用する時の温度差で結露を生じる可能性があります。
乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。エアゾール:
エアゾールは室温(1℃~30℃)保存です。30℃以上の場所で保管しないで下さい。
内側の缶(ボンベ)はアダプターから外さないようご注意ください。
噴霧口のつまりを避けるため、少なくとも週1回以上アダプターの吸入口の外側と内側を乾いた布やティッシュペーパーでよく拭き、清潔に保管してください。
噴射口がつまる原因となりますので、缶(ボンベ)は絶対に濡らさないでください。
冷蔵庫で保管すると使用する時の温度差で結露を生じる可能性があります。
乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。 -
Q3. ディスカスを水没させてしまったが使用できますか?