眼障害のマネジメント|症例概要
ブーレンレップ(以下、本剤)による治療に際しては、各薬剤の最新の電子添文をご参照ください。
眼障害の症例概要
症例①:視力変化を伴わない角膜検査所見異常の症例(DREAMM-7試験)
[年齢・性別]76歳・女性
[眼に関連する既往歴]白内障(両眼、手術歴あり)
[基礎疾患]良性発作性頭位めまい、難聴、不眠症、腰部脊柱管狭窄症、便秘
[レジメン]BelaVd療法
[管理]人工涙液をDay 1から継続投与
[眼科的治療]Day 693:後発白内障のため、両眼にYAGレーザー療法を施行
Day 543の眼所見(左眼)
びまん性小嚢胞様沈着(左)、軽度の点状表層角膜症(右)
視力:0.7
YAG:Yttrium-Aluminum-Garnet
総合評価:角膜検査所見及び最高矯正視力の変化の各Gradeのうち最も高いGrade
※1:本剤投与開始日をDay1とする。
※2:角膜検査所見の悪化及び最高矯正視力のベースラインからの変化を認めないことを示す。
※3:DREAMM-7試験では、角膜検査所見が改善されるまで又は最高矯正視力がGrade 1以上に改善するまで本剤の投与を延期し、Grade 2の場合は同量、Grade 3の場合は減量した用量で投与を再開した。サイクル3では、当初Grade 1の総合評価であったが、安全性を考慮し医師の判断で休薬としていた。そのため、投与再開時には同量の2.5mg/kgで再開となっている。試験全体の最終評価でGrade 3に修正された。
※4:既に投与量が減量されている場合(1.9mg/kg)は、その用量で投与を再開した。
症例②:視力変化を伴う症例(DREAMM-8試験)
[年齢・性別]76歳・女性
[眼に関連する既往歴]白内障(両眼)
[基礎疾患]白内障(両眼)、筋肉痛
[レジメン]BelaPd療法
[管理]人工涙液をDay 1から継続投与
[使用薬剤]サイクル3よりレバミピド点眼薬を開始
総合評価:角膜検査所見及び最高矯正視力の変化の各Gradeのうち最も高いGrade
※1:本剤投与開始日をDay 1とする。
※2:角膜検査所見の悪化及び最高矯正視力のベースラインからの変化を認めないことを示す。
※3:治験実施計画書に従い、Grade 2以上の角膜事象が発現した場合、サイクル5のDay 1から本剤投与を1.9mg/kg 4週間間隔から1.9mg/kg 8週間間隔に変更した。
※4:DREAMM-8試験の治験実施計画書最終版に基づき、白内障の悪化によりサイクル14時点の最高矯正視力をベースラインの視力として再設定した。
承認時評価資料:国際共同第Ⅲ相試験(207503:DREAMM-7試験)
承認時評価資料:国際共同第Ⅲ相試験(207499:DREAMM-8試験)
ブーレンレップ眼障害マネジメントガイド 2025年8月改訂
製品名はすべて、グラクソ・スミスクライン、そのライセンサー、提携パートナーの登録商標です。
製剤写真及びPDF資料は、患者指導の目的に限りダウンロード頂けます。
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