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作用機序1)

ブーレンレップ[一般名:ベランタマブ マホドチン(遺伝子組換え)]は、B細胞成熟抗原(BCMA)に特異的に結合する低フコース化したヒト化IgG1抗体に、ペイロード(細胞傷害性薬物)として微小管阻害薬であるモノメチルアウリスタチンF(MMAF)を、プロテアーゼ耐性マレイミドカプロイル(mc)リンカーで結合させた抗体薬物複合体(ADC)です。

ブーレンレップの作用機序には、ペイロード依存性の機序と免疫介在性の機序があります。

ペイロード依存性の機序

  • ブーレンレップは、多発性骨髄腫(MM)細胞の表面に発現しているBCMAに結合すると(➊)、細胞内に取り込まれ、リソソーム内で抗体部分が蛋白質分解を受けて細胞傷害性薬物(cys-mcMMAF)が遊離します(❷)。
  • 遊離したcys-mcMMAF により微小管形成が阻害され、細胞周期の停止及びアポトーシスを誘導することにより、腫瘍増殖抑制作用を示します(❸)。
  • 更に、ブーレンレップによって誘導されたアポトーシス(❸)は免疫原性細胞死(ICD)マーカーの発現を誘導(❹)/樹状細胞を活性化させます。このことから、T細胞を介した腫瘍免疫応答がブーレンレップの抗腫瘍作用の一部に関与する可能性が示唆されます。

免疫介在性の機序

  • ブーレンレップは、抗体のFc領域と免疫エフェクター細胞[ナチュラルキラー(NK)細胞及びマクロファージ等]上のFcγ受容体との結合(❺)を介して抗体依存性細胞傷害(ADCC)及び抗体依存性細胞貪食(ADCP)を誘導します(❻)。
  • ADCC及びADCP活性を高めるため、ブーレンレップの抗体部分は低フコース化されており、免疫エフェクター細胞のFcγ受容体への結合親和性が高まっています。(❺)。

 

ブーレンレップの作用機序

ブーレンレップの作用機序

[1] 承認時評価資料:作用機序

製品名はすべて、グラクソ・スミスクライン、そのライセンサー、提携パートナーの登録商標です。

製剤写真及びPDF資料は、患者指導の目的に限りダウンロード頂けます。

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