安全性
-
Q1 新型コロナワクチン接種後のゼビュディの投与について教えてください。
-
Q2 ゼビュディ投与後の新型コロナワクチン接種について教えてください。
-
Q3 電子添文に記載されている「SARS-CoV-2による感染症の重症化リスク因子」以外で、ゼビュディの投与対象となる重症化リスク因子にはどのようなものがありますか?
-
Q4 ゼビュディ投与時に血管外漏出が起きた場合の対処方法について教えてください。
-
Q5 重篤な過敏症の主な症状や対処法について教えてください。
-
Q6 Infusion reactionの主な症状や対処法について教えてください。
A6
Infusion reaction(発熱、呼吸困難、酸素飽和度低下、悪寒、嘔気、不整脈、胸痛、胸部不快感、脱力感、精神状態変化、頭痛、気管支痙攣、低血圧、高血圧、咽頭炎、蕁麻疹、そう痒、筋痛、めまい等)があらわれることがあります。異常が認められた場合には投与速度の減速、投与中断又は投与中止し、アドレナリン、副腎皮質ステロイド薬、抗ヒスタミン薬を投与するなど適切な処置を行うとともに症状が回復するまで患者の状態を十分に観察してください。
<主な症状>
発熱、呼吸困難、酸素飽和度低下、悪寒、嘔気、不整脈、胸痛、胸部不快感、脱力感、精神状態変化、頭痛、気管支痙攣、低血圧、高血圧、咽頭炎、蕁麻疹、そう痒、筋痛、めまい 等<対処法>
異常が認められた場合には投与速度の減速、投与中断または投与中止し、アドレナリン、副腎皮質ステロイド薬、抗ヒスタミン薬を投与する等、適切な処置を行うとともに症状が回復するまで患者の状態を十分に観察してください。出典:ゼビュディ電子添文、適正使用ガイド
-
Q7 過量投与について教えてください。
-
Q8 他剤との相互作用について教えてください。
臨床
-
Q1 透析患者へのゼビュディの投与について教えてください。
-
Q2 体重40㎏を超えた12歳未満、もしくは12歳以上、体重40kg未満の小児への使用について教えてください。
-
Q3 患者の体重/BMIによって投与量を変える必要はありますか。
-
Q4 新規の変異株に対する情報は、提供いただけるのでしょうか?
-
Q5 ゼビュディを感染症の症状発現から1週間程度以降に投与した場合の有効性と安全性について教えてください。
-
Q6 妊婦、授乳婦へのゼビュディの使用について教えてください。
-
Q7 COPDなどの合併症のためにもともと酸素投与がされている患者へのゼビュディの投与について教えてください。
-
Q8 肝機能障害患者へのゼビュディの投与について教えてください。
-
Q9 禁忌にはどのようなものがありますか?
-
Q10 ゼビュディの効能又は効果を教えてください。
-
Q11 ゼビュディの「効能又は効果」について、どのような点に注意する必要がありますか?
A11
ゼビュディの電子添文には、以下のように記載されています。
5. 効能又は効果に関連する注意
5.1 臨床試験における主な投与経験を踏まえ、SARS-CoV-2による感染症の重症化リスク因子を有し、酸素投与を要しない患者を対象に投与を行うこと。[17.1.1参照]
5.2 他の抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体が投与された高流量酸素又は人工呼吸器管理を要する患者において症状が悪化したとの報告がある。[15.1参照]
5.3 本剤の中和活性が低いSARS-CoV-2変異株に対しては本剤の有効性が期待できない可能性があるため、SARS-CoV-2の最新の流行株の情報を踏まえ、最新のガイドライン等も参考に、本剤投与の適切性を検討すること。[18.2参照]出典:ゼビュディ電子添文
-
Q12 ゼビュディの用法及び用量を教えてください。
-
Q13 重症化リスク因子にはどのようなものがありますか?
A13
ゼビュディの海外第II/III相試験(COMET-ICE試験、214367試験)において、重症化リスク因子は以下のように定義されました1)。
- 55歳以上
- 薬物治療を要する糖尿病
- 肥満(BMI 30kg/m2超)
- 慢性腎障害(eGFRが60mL/分/1.73m2未満)
- うっ血性心不全(NYHA心機能分類クラスⅡ以上)
- 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患又は労作時の呼吸困難を伴う肺気腫)
- 中等症から重症の喘息(症状コントロールのために吸入ステロイドを要する又は組入れ前1年以内に経口ステロイドが処方されている者)
また、重症化リスク因子については、COMET-ICE試験の組み入れ基準における重症化リスク因子、「COVID-19 に対する薬物治療の考え方」 における重症化リスク因子、米国のEUA(Emergency Use Authorization)における重症化リスク因子が代表的な例として想定されます。これらのいずれかを有する者であって、医師が必要と判断した者については、本剤の投与対象になり得ると考えられます。なお、無症状者に関しては、投与対象に含まれませんので、ご留意ください2)。
出典:
1)ゼビュディ電子添文
2)事務連絡 医薬・生活衛生局総務課 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部(令和3年7月20日):新型コロナウイルス感染症における中和抗体薬の医療機関への配分について(質疑応答集の追加等)
調製方法・安定性
-
Q1 ゼビュディ投与の際にインラインフィルターは必要ですか?
-
Q2 薬剤調製方法で「点滴バックから8mLをあらかじめ抜き取っておくこと。」とありますが、この理由は何でしょうか。抜き取る量が8mL以上、以下の場合の影響はありますか。8mLの抜き取りを忘れた場合、患者に投与してもいいですか?
-
Q3 点滴静注時には、独立してラインを取る必要はありますか?
-
Q4 過量充填していますか?
-
Q5 ゼビュディの調製方法を教えてください。
A51. 患者1人あたり1バイアルを冷蔵庫から取り出し、希釈前に室温で遮光して約15分間静置してください。
2. 溶液に粒子や変色がないか、バイアルに欠陥がないか目視で確認してください。異常が認められた場合は、そのバイアルは使用しないでください。
3. 気泡ができないように穏やかにバイアルを数回回転させてください。その際、激しく振とうさせないでください。
4. 希釈剤の入った点滴バッグ(50mL又は100mL)から8mLをあらかじめ抜き取ります。希釈剤には生理食塩液または5%ブドウ糖注射液を使用してください。
5. 本剤8mLをバイアルから採取して点滴バッグへ添加します。
6. 点滴バッグを穏やかに3~5回前後に振り動かしてください。点滴バッグの反転は避け、気泡ができないようにご注意ください。
出典:ゼビュディ電子添文、調製投与方法資材
-
Q6 ゼビュディの希釈溶液に決まりはありますか?
-
Q7 点滴静注時の時間規定はありますか?
-
Q8 希釈後の速やかな投与が難しい場合はどうすればいいですか?
-
Q9 バイアルの残液は再利用可能ですか?