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COPD診断と治療のためのガイドライン[第6版]
およびGOLD 2023 reportに
COPD治療における吸入ステロイド薬(ICS)
追加併用の考慮についての記載が追加されました。

※本邦でICS単剤はCOPDに保険適用ではありません。

2022年6月にCOPD診断と治療のためのガイドライン[第6版]が発刊されました。
改訂ポイントについてご紹介いたします。

COPDの重症度は、FEV1低下の程度、運動耐容能や身体活動性の障害の程度、
さらに息切れの強度、QOLの程度や増悪の頻度と重症度を加味して総合的に判断します。
また、薬物治療は気管支拡張薬が中心となります。
今回のガイドライン改訂では、「頻回の増悪(年間の中等度の増悪が2回以上、および/または、
重度の増悪が1回以上)かつ末梢血好酸球増多(参考値300/μL以上)患者においてICSの追加併用を
考慮する。」との記載が追加され、薬物療法におけるICS併用の位置づけが変更となりました。

安定期COPDの重症度に応じた管理1)

安定期COPDの重症度に応じた管理

管理目標においても更新がされました。 将来リスクの低減において 、「増悪の予防」に加え、「疾患進行の抑制および健康寿命の延長」が追加されました。

COPDの管理目標・管理計画2)

COPDの管理目標・管理計画

COPDにおける増悪の症状とはどういったものをイメージされるでしょうか?
本ガイドラインでは増悪の定義を以下のように示しています。

増悪の定義・診断・原因3)

  • 増悪とは、息切れの増加、咳や痰の増加、胸部不快感・違和感の出現あるいは増強などを認め、安定期の治療の変更が必要となる状態をいう。ただし、他疾患(肺炎、心不全、気胸、肺血栓塞栓症など)が先行する場合を除く。症状の出現は急激のみならず緩徐の場合もある。
  • 増悪は患者のQOLや呼吸機能を低下させ、生命予後を悪化させる。
  • 増悪の原因は多様であり、患者ごとの病態を踏まえた予防、治療を考えることが重要である。

また本ガイドラインでは、気道感染や増悪時などにおけるCOPD診断について明記されました。
“風邪が治りにくい”“風邪の症状が強い”などといった症状も増悪期の症状であることが記載されています。

気道感染や増悪時などにおけるCOPD診断4)

日常診療では、“風邪が治りにくい” “風邪の症状が強い” などといった増悪期の症状や、気道感染後の症状で医療機関を受診し、診断契機になることもある。特に、喫煙経験者の上気道炎・気道感染時の症状や経過が診断の契機となりうることに留意が必要である。正確な病態は、安定期に復してから評価する。

増悪は生命予後や病状へ悪影響を及ぼす可能性があります 。
“風邪が治りにくい”“風邪の症状が強い”などといった小さな症状でも見逃さず、増悪の発現を減らすことを念頭においた治療が必要であると考えられます。

増悪の予防5)

  • 増悪は、QOLや呼吸機能を低下させ、生命予後を悪化させるため、増悪の予防がきわめて重要である。
    安定期に、増悪の予防と対処の方法について教育する。
  • 増悪の予防には、禁煙、ワクチン、呼吸リハビリテーション、LABDsなどが有効である。
  • 増悪予防を目的にICS*を使用する場合、ACO症例と末梢血好酸球が高く増悪を繰り返す患者に対して、LABDsとの併用で用いる。
     

*:本邦でICS単剤はCOPDに保険適用ではない

1) 日本呼吸器学会COPDガイドライン第6版作成委員会(編). COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第6版.東京;メディカルレビュー社:2022, p.96.
2) 日本呼吸器学会COPDガイドライン第6版作成委員会(編). COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第6版.東京;メディカルレビュー社:2022, p.3,4.
3) 日本呼吸器学会COPDガイドライン第6版作成委員会(編). COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第6版.東京;メディカルレビュー社:2022, p.149
4) 日本呼吸器学会COPDガイドライン第6版作成委員会(編). COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第6版.東京;メディカルレビュー社:2022, p.50
5) 日本呼吸器学会COPDガイドライン第6版作成委員会(編). COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第6版.東京;メディカルレビュー社:2022, p.157

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臨床成績

国際共同第Ⅲ相試験(IMPACT試験)、海外第Ⅲ相試験(FULFIL試験)の結果をご紹介します。

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ガイドライン

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