Data base研究
テリルジーによる3剤併用療法を開始する日本人喘息患者の人口統計学的および臨床的特徴
Oga T et al:Respir Investig 2024; 62(4), 685-694
利益相反:著者にグラクソ・スミスクライン(株)の社員および株式を有する者が含まれる。また、著者にはグラクソ・スミスクライン(株)が講演料を支払った者が含まれる。本調査に関わる費用はグラクソ・スミスクライン(株)が負担した。
試験概要
MITT:multiple-inhaler triple therapy
JMDCおよびMDVデータベースとは
JMDCデータベース
株式会社JMDCの保険者データベース
- 健康保険組合に所属する加入者の台帳、加入者が医療機関を受診した際に発行される全レセプト、健康診断結果からなるリアルワールドデータ。
- 医療機関より発行されるすべてのレセプトは健康保険組合へ集約されるため、患者さんが受診医療機関を変更した場合でも診断や治療を追跡することが可能。
株式会社JMDCホームページ:https://www.phm-jmdc.com/payer-database(アクセス 2024年7月)
MDVデータベース
メディカル・データ・ビジョン株式会社の診療データベース
- 750を超える急性期医療機関から直接収集したデータからなるリアルワールドデータ。
- データソースは、①電子レセプトデータ(医科、DPC)②DPC提出データ(外来ファイル含む)③検査結果値データ(一部施設に限る)の3つから構成。
メディカル・データ・ビジョン株式会社ホームページ:https://www.mdv.co.jp/ebm/service/mdvanalyzer/(アクセス 2024年7月)
中村正樹: Jpn J Pharmacoepidemiol 2016; 21(1), 23-25
試験デザイン
MITT:multiple-inhaler triple therapy
解析対象症例
MITT:multiple-inhaler triple therapy、IND:インダカテロール酢酸塩、GLY:グリコピロニウム臭化物、MF:モメタゾンフランカルボン酸エステル、ICS:吸入ステロイド薬、LABA:長時間作用性β2刺激薬
患者背景および併存疾患
JMDCデータベースでは、テリルジー開始群が6,744例 (67.6%)、MITT開始群が866例 (8.7%)、MDVデータベースでは、テリルジー開始群が1,262例 (57.8%)、MITT開始群が702例 (32.2%)でした
*JMDCデータベース:「習慣的に喫煙する」に対して、「はい」:あり、「いいえ」:なし、MDVデータベース:喫煙歴:あり、なし
MITT:multiple-inhaler triple therapy、SD:標準偏差、BMI:body mass index、CCI:Charlson Comorbidity Index
MDVデータベース
*中等度の増悪:喘息治療のための外来、または救急/時間外受診において1~14日間の全身性ステロイド薬(SCS)が処方された場合
重度の増悪:喘息治療のための入院において1~14日間のSCSが処方された場合、または喘息治療のための救急/時間外受診ののち入院(1日以内)し、1~14日間のSCSが処方された場合
MITT:multiple-inhaler triple therapy、SABA:短時間作用性β2刺激薬、OCS:経口ステロイド薬
MDVデータベース
†ICS/LABA(吸入薬)のカテゴリーには、ICS/LABAの非配合剤および配合剤による併用が含まれる
MITT:multiple-inhaler triple therapy、ICS:吸入ステロイド薬、LABA:長時間作用性β2刺激薬、LTRA:ロイコトリエン受容体拮抗薬
JMDCデータベース(インデックス日に最も近い時点)
JMDCデータベースでは、テリルジー開始群における喘息長期管理薬の使用状況は下記の通りでした
†ICS/LABA(吸入薬)のカテゴリーには、ICS/LABAの非配合剤および配合剤による併用が含まれる
ICS:吸入ステロイド薬、LABA:長時間作用性β2刺激薬、LTRA:ロイコトリエン受容体拮抗薬
MDVデータベース(インデックス日に最も近い時点)
MDVデータベースでは、テリルジー開始群における喘息長期管理薬の使用状況は下記の通りでした
†ICS/LABA(吸入薬)のカテゴリーには、ICS/LABAの非配合剤および配合剤による併用が含まれる
ICS:吸入ステロイド薬、LABA:長時間作用性β2刺激薬、LTRA:ロイコトリエン受容体拮抗薬
まとめ
JMDCデータベースでは、テリルジー開始群は6,744例、MITT開始群は866例と報告されました
MDVデータベースでは、テリルジー開始群は1,262例、MITT開始群は702例と報告されました
ベースライン期間中に増悪がみられた患者の割合と喘息長期管理薬を使用していた患者の割合は以下の通りでした
【中等度の喘息増悪が1回以上あった患者の割合】
JMDC:テリルジー開始群10.8%、MITT開始群23.1%、MDV:テリルジー開始群18.6%、MITT開始群22.4%
【いずれかの喘息長期管理薬を使用していた患者の割合】
JMDC:テリルジー開始群76.8%、MITT開始群93.6%、MDV:テリルジー開始群82.8%、MITT開始群92.5%
MITT:multiple-inhaler triple therapy
製品名はすべて、グラクソ・スミスクライン、そのライセンサー、提携パートナーの登録商標です。製剤写真及びPDF資料は、患者指導の目的に限りダウンロード頂けます。
PM-JP-FVU-WCNT-240003 2024.11