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「喘息症状(咳・喘鳴・痰など)のために、夜間や明け方に目が覚めてしまう(週に1回以上)」未治療患者さんや、
「夜間症状のために、翌日の日常生活の多くが制限される可能性がある」未治療患者さんに対する治療選択肢

tg20

ICS/LABA(FF/VI)に対する
呼吸機能の改善効果¹²⁾
(CAPTAIN試験、主要評価項目)

tg21

ICS/LABA(FF/VI)に対する
喘息コントロール指標(ACQ-7に基づく
レスポンダーの割合)の改善¹²⁾
(CAPTAIN試験、その他の評価項目)

205715(CAPTAIN)試験

(国際共同第Ⅲ相優越性検証試験)【日本人を含む海外データ】

試験デザイン¹²⁾

205715(CAPTAIN)試験デザイン

主要評価項目
投与24週目のトラフFEV1値のベースラインからの変化量(検証的解析)
主要な副次評価項目
中等度または重度の喘息増悪の年間発現率(検証的解析)
その他の副次評価項目
投与24週目のACQ-7合計スコアのベースラインからの変化量 など
その他の評価項目
治療期間(最初の24週間)のトラフFEV1値のベースラインからの変化量
投与24週目のACQ-7合計スコアに基づくレスポンダーの割合 など

慢性閉塞性肺疾患(COPD)と診断された患者やスクリーニング前の6週間以内に喘息の維持療法の変更を必要とする喘息増悪が認められた患者、スクリーニング前の直近1年間に喫煙歴のある患者、10 pack-years〔1日1箱(20本)の喫煙を10年間続けた状態〕以上の喫煙歴を有する患者などは除外した。

※ 試験概要の詳細はページ下部をご覧ください

呼吸機能(トラフFEV1値のベースラインからの変化量)について、
テリルジー100のレルベア100に対する優越性および
テリルジー200のレルベア200に対する優越性が検証されました
(いずれもp<0.001、反復測定混合モデル)1、2)

tg39

投与群、性別、地域、来院、スクリーニング時に投与を受けていたICSの用量、年齢、ベースライン値、来院とベースライン値の交互作用、来院と投与群の交互作用を共変量とした反復測定混合モデル
FF/UMEC/VI 100/31.25/25μg、200/31.25/25μgは本邦未承認のため削除した

テリルジー100・200は、投与4・12・24週において
それぞれ、レルベア100・200と比べて
有意にトラフFEV1値を改善しました
(いずれもp<0.001、反復測定混合モデル)1、2)

※ 投与4、12週目は多重性を調整していない
投与群、性別、地域、来院、スクリーニング時に投与を受けていたICSの用量、年齢、ベースライン値、来院とベースライン値の交互作用、来院と投与群の交互作用を共変量とした反復測定混合モデル
FF/UMEC/VI 100/31.25/25μg、200/31.25/25μgは本邦未承認のため削除した

テリルジーは、レルベアに比べACQ-7合計スコアに基づく
レスポンダー※1の割合が有意に高いことが示されました
(オッズ比:1.43、p<0.001※2、ロジスティック回帰モデル)1、2)

投与24週目のACQ-7合計スコアに基づく
レスポンダー※1の割合(ITT集団、FF pooled解析※3
[その他の評価項目]【日本人を含む海外データ】

投与24週目のACQ-7合計スコアに基づく レスポンダーの割合データ

※1 ベースラインから0.5以上の減少(臨床的に意義のある改善)が認められた場合3)
※2 多重性を調整していない
※3 FFの用量が異なる投与群を併合したデータによる解析
投与群、性別、地域、来院、スクリーニング時に投与を受けていたICSの用量、年齢、ベースライン値、来院とベースライン値の交互作用、来院と投与群の交互作用を共変量としたロジスティック回帰モデル
FF/UMEC/VI 100/31.25/25μg、200/31.25/25μgは本邦未承認のため削除した

その他の副次評価項目:
投与
24週目のACQ-7合計スコアのベースラインからの変化量
ITT集団)【日本人を含む海外データ】

投与24週目のACQ-7合計スコアのベースラインからの変化量の最小二乗平均値は、テリルジー100/200併合群(n=761)-0.767、レルベア100/200併合群(n=745)-0.678であり、いずれの群でも臨床的に意義のある改善(ベースラインから0.5以上の減少)が得られました。

ACQ-7とは³~⁵⁾

喘息コントロール状態を評価する指標の1つ。「夜間覚醒」、「起床時の症状」、「日常生活の制限」、「息切れ」、「喘鳴」の5つの症状と「発作治療薬の使用頻度」について、患者が7段階評価(0:障害なし~6:重度の障害)で回答するようにデザインされています。さらに、「気管支拡張薬吸入前のFEV1値」を医療従事者が7段階で評価します。ACQ-7合計スコアが0.75以下の場合は「喘息コントロール良好」、0.75超~1.5未満の場合は「喘息コントロールが部分的に良好」、1.5以上の場合は「喘息コントロール不良」と定義しました。ベースラインから0.5以上の減少を臨床的意義のある改善としました。

安全性 (ITT集団)【日本人を含む海外データ】1、2)

治療期間(投与期間:24~52週間、ITT集団)において試験薬と関連があると判断された有害事象の発現率は、テリルジー200群5%(19/408例)、レルベア200群4%(17/406例)、テリルジー100群7%(29/406例)、レルベア100群5%(21/407例)、FF/UMEC/VI 200/31.25/25群5%(20/404例)、FF/UMEC/VI 100/31.25/25群4%(16/405例)でした。

本試験において、死亡はレルベア200群1例(循環虚脱)、FF/UMEC/VI 100/31.25/25群2例(肺塞栓症、肥大型心筋症)に認められ、肺塞栓症は試験薬と関連があると判断されました。試験薬と関連があると判断された重篤な有害事象は、テリルジー200群1例(心房細動)、FF/UMEC/VI 100/31.25/25群1例(肺塞栓症)に認められました。
有害事象による投与中止は、テリルジー200群3例、レルベア200群5例、テリルジー100群7例、レルベア100群12例、FF/UMEC/VI 200/31.25/25群6例、FF/UMEC/VI 100/31.25/25群5例に認められ、主な事象(いずれかの投与群で2例以上に発現)は、喘息(それぞれ0例、0例、0例、1例、0例、2例)でした。

安全性データ

MedDRA J Version 21.1

FF/UMEC/VI 100/31.25/25μg、200/31.25/25μgは本邦未承認

試験概要1、2)

目的
ICS/LABAによる維持療法を受けているにもかかわらず、喘息コントロール不良の気管支喘息患者を対象に、テリルジー100[FF/UMEC/VI 100/62.5/25μg]およびテリルジー200[FF/UMEC/VI 200/62.5/25μg]を24週間投与した際の有効性について、トラフFEV1値のベースラインからの変化量を指標に、レルベア100[FF/VI 100/25μg](ICS/LABA)およびレルベア200[FF/VI 200/25μg](ICS/LABA)に対する優越性の検証、および安全性の評価を行う。

対象
18歳以上の気管支喘息患者2,436例(日本人患者229例を含む)。各スクリーニング時には、以下の基準を満たしていることとした。

【プレスクリーニング時およびスクリーニング時】
プレスクリーニング時の12週間以上前からICS/LABAによる喘息の維持療法を受けており、プレスクリーニング前の直近6週間でその維持療法を変更していない、スクリーニング時のACQ-6合計スコア※1が1.5以上、スクリーニング時の朝の気管支拡張薬投与前のFEV1最良値の予測値に対する割合が30%以上85%未満、スクリーニング時に気道可逆性(サルブタモール投与後のFEV1値の増加が12%以上かつ200mL以上)が認められる など

【前観察期間終了時】
ACQ-6合計スコア※1が1.5以上、朝の気管支拡張薬投与前のFEV1最良値の予測値に対する割合が30%以上90%未満、重度の喘息増悪が認められない など

【固定期間終了時】
重度の喘息増悪が認められない など
なお、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と診断された患者やスクリーニング前の6週間以内に喘息の維持療法の変更を必要とする喘息増悪が認められた患者、スクリーニング前の直近1年間に喫煙歴のある患者、10 pack-years※2以上の喫煙歴を有する患者などは除外した。
※1 ACQ-6合計スコア0.75以下:喘息コントロール良好、0.75超~1.5未満:喘息コントロールが部分的に良好、1.5以上:喘息コントロール不良
※2 10 pack-years:1日1箱(20本)の喫煙を10年間続けた状態

方法
多施設共同、第Ⅲ相、実薬対照、無作為化、二重盲検、並行群間比較試験。本試験は前観察期間(3週間)、固定期間(2週間)、治療期間(24~52週間)、および後観察期間(1週間)で構成されている。前観察期間では、スクリーニング時の評価で適格と判断された患者に対し、アドエア250[フルチカゾンプロピオン酸エステル(FP)/サルメテロール(SAL)250/50μg]を3週間1日2回吸入投与した。固定期間では、前観察期間終了時の評価で適格と判断された患者に対し、レルベア100を2週間1日1回朝に吸入投与した。治療期間では、固定期間終了時の評価で適格と判断された患者について、スクリーニング時点のICS用量(中用量、高用量)により層別し、以下の6つの投与群に1:1:1:1:1:1の比で無作為に割り付けた。いずれの群も二重盲検下でエリプタを用いて1日1回朝に吸入投与した。治療期間は可変とし、最短24週間、最長52週間とした。

【投与群】
テリルジー200群、レルベア200群、テリルジー100群、レルベア100群、
FF/UMEC/VI 200/31.25/25群⁾、FF/UMEC/VI 100/31.25/25群
注)FF/UMEC/VI 100/31.25/25μg、200/31.25/25μgは本邦未承認

評価項目
有効性評価項目
<主要評価項目>
投与24週目のトラフFEV1値のベースラインからの変化量(検証的解析)
<主要な副次評価項目>
中等度または重度の喘息増悪の年間発現率(検証的解析)
<その他の副次評価項目>
投与24週目のACQ-7合計スコアのベースラインからの変化量 など
<その他の評価項目>
治療期間(最初の24週間)のトラフFEV1値のベースラインからの変化量、投与24週目のACQ-7合計スコアに基づくレスポンダーの割合 など
安全性評価項目
有害事象、注目すべき有害事象、臨床検査値 など

解析計画
有効性と安全性の解析はITT集団(無作為化されたすべての被験者で構成された集団)を対象とした。本試験では、UMECの用量ごとに、FFの用量が異なる2つのFF/UMEC/VI群のデータを併合し(テリルジー100群およびテリルジー200群の併合、FF/UMEC/VI 100/31.25/25群およびFF/UMEC/VI 200/31.25/25群の併合)、FFの用量が異なる2つのレルベア群の併合データ(レルベア100群と200群の併合)と比較するFF pooled解析、および投与群を併合していないunpooled解析を実施した。主要評価項目に関しては、UMEC 62.5μgの上乗せ効果の再現(テリルジー100群とレルベア100群との比較、テリルジー200群とレルベア200群との比較)とUMEC 31.25μgの上乗せ効果の再現(FF/UMEC/VI 100/31.25/25群とレルベア100群との比較、FF/UMEC/VI 200/31.25/25群とレルベア200群との比較)を主要な治療の比較とした(unpooled解析)。肺機能以外の有効性評価項目に関しては、主要な治療の比較にFF pooled解析を用いた。ただし、中等度または重度の喘息増悪については、年間発現率の投与群間差を考慮し、事前に計画されたunpooled解析も重要な解析とした。
有効性の主要評価項目、主要な副次評価項目およびその他の副次評価項目(SGRQ、ACQ-7およびE-RS合計スコアのベースラインからの変化量)の仮説検定は階層的順序で実施した。優先順位の高いすべての検定で、統計学的に有意な差が認められた場合に、後の検定に関して統計学的な推論を行うことができることとした(本試験では、主要な副次評価項目において統計学的に有意な差が認められなかった。階層外の評価項目については多重性を調整しなかった)。
主要評価項目である投与24週目のトラフFEV1値のベースラインからの変化量、およびその他の評価項目である治療期間(最初の24週間)のトラフFEV1値のベースラインからの変化量は、投与群、性別、地域、来院、スクリーニング時に投与を受けていたICSの用量、年齢、ベースライン値、来院とベースライン値の交互作用、来院と投与群の交互作用を共変量とした反復測定混合モデルを用いて解析した。その他の副次評価項目である投与24週目のACQ-7合計スコアのベースラインからの変化量は、投与群、性別、地域、来院、スクリーニング時に投与を受けていたICSの用量、年齢、ベースライン値、来院とベースライン値の交互作用、来院と投与群の交互作用を共変量とした反復測定混合モデルを用いて解析した。その他の評価項目である投与24週目のACQ-7合計スコアに基づくレスポンダーの割合は、投与群、性別、地域、来院、スクリーニング時に投与を受けていたICSの用量、年齢、ベースライン値、来院とベースライン値の交互作用、来院と投与群の交互作用を共変量としたロジスティック回帰モデルを用いて解析した。

4. 効能又は効果
テリルジー100エリプタ

  • 気管支喘息(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
  • 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)

テリルジー200エリプタ
気管支喘息(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)

5. 効能又は効果に関連する注意(抜粋)
〈気管支喘息〉

5.1 患者に対し、次の注意を与えること。
本剤は発現した発作を速やかに軽減する薬剤ではないので、急性症状に対しては使用しないこと。[8.1-8.3、8.11参照]

6. 用法及び用量(抜粋)
〈気管支喘息〉
通常、成人にはテリルジー100エリプタ1吸入(フルチカゾンフランカルボン酸エステルとして100μg、ウメクリジニウムとして62.5μg及びビランテロールとして25μg)を1日1回吸入投与する。なお、症状に応じてテリルジー200エリプタ1吸入(フルチカゾンフランカルボン酸エステルとして200μg、ウメクリジニウムとして62.5μg及びビランテロールとして25μg)を1日1回吸入投与する。

8. 重要な基本的注意(抜粋)
〈効能共通〉

8.1 本剤は喘息の急性症状又は慢性閉塞性肺疾患の増悪を速やかに軽減する薬剤ではないので、毎日規則正しく使用するよう患者を指導すること。[5.1、5.2、8.8参照]
8.3 用法及び用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合には、本剤が適当でないと考えられるので、漫然と投与を継続せず中止すること。[5.1、5.2参照]

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ICS:吸入ステロイド薬 LABA:長時間作用性β2刺激薬 FF:フルチカゾンフランカルボン酸エステル VI:ビランテロール FP:フルチカゾンプロピオン酸エステル SAL:サルメテロール UMEC:ウメクリジニウム ACQ:Asthma Control Questionnaire

  1. テリルジー承認時評価資料:第Ⅲ相臨床試験(国際共同、205715試験)
  2. Lee LA et al: Lancet Respir Med 2021; 9(1), 69-84※1
  3. Juniper EF et al: Respir Med 2005; 99(5), 553-558
  4. Juniper EF et al: Eur Respir J 1999; 14(4), 902-907※2
  5. Juniper EF et al: Respir Med 2006; 100(4), 616-621

※1 利益相反:本試験にかかわる費用はGSKが負担した。著者には、GSKが過去に研究助成金・講演料・コンサルティング費などを支払った者、GSKの社員・株主が含まれる。
※2 利益相反:本試験にかかわる費用はGSKが負担した。

製品名はすべて、グラクソ・スミスクライン、そのライセンサー、提携パートナーの登録商標です。製剤写真及びPDF資料は、患者指導の目的に限りダウンロード頂けます。

PM-JP-FVU-WCNT-200007 2022.12