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テリルジーの対象患者さんは
どのような患者さんでしょうか?

テリルジーは、「症状が毎日ある」、「SABAがほぼ毎日必要」、
「週1回以上、日常生活や睡眠が妨げられる」、「夜間症状が週1回以上」、
「日常生活は可能だが多くが制限される」(中等症持続型相当)などがある、
未治療患者さんに対する治療選択肢の1つです1)
テリルジーは、喘息症状の原因となる気道の炎症に加えて、
気道閉塞に対する作用も有しています24)

喘息症状のために
初回治療の導入をご検討される患者さんのタイプ

喘息症状のために初回治療の導入をご検討される患者さんのタイプ

参考:一般社団法人日本アレルギー学会:喘息予防・管理ガイドライン2021

ICS/LABA治療導入でも喘息症状が残ってしまいそうな患者さんはいらっしゃいませんか?

喘息症状には気道閉塞が潜んでいるかもしれません2)

喘息の病態6)

気道の炎症

ICSが抗炎症作用を示します6)

気道の収縮

LAMAが気管支平滑筋の収縮抑制作用を示します7)
LABAが気管支拡張作用を示します8)

「喘息症状のために夜間や明け方に目が覚めてしまう」、「咳」、「息苦しい」といった喘息症状は、気道の炎症よりも気道閉塞が原因で生じている可能性があります2)

気道閉塞が引き起こしうる症状2)

  • 胸部絞扼感
  • 夜間症状(週1回以上)

  • 胸部うっ血
  • 急性発作
  • 息切れ(週1回程度)
  • 呼吸困難
  • 喀痰
  • 喘鳴

喘息診療実践ガイドライン2023

喘息の治療に「喘息患者の治療目標(臨床的寛解)」が新たに追加され、「臨床的寛解」の達成を目指すことが示されました。

表4-1 「臨床的寛解」の基準10)

「臨床的寛解」の基準

*:増悪とは喘息症状によって次のいずれかに該当した場合とする.
① 経口ステロイド薬あるいは全身性ステロイド薬を投与した場合
② 救急受診した場合
③ 入院した場合

図4-1 「臨床的寛解」の基準とQoLや将来のリスクとの関係10)

「臨床的寛解」の基準とQoLや将来のリスクとの関係
  • 喘息の長期管理の状況は,喘息症状,増悪,治療薬剤(経口ステロイド薬の使用,SABAの使用頻度),呼吸機能,2型炎症に関わるバイオマーカー〔末梢血好酸球<150cells/μL,呼気一酸化窒素濃度(FeNO)<25ppbなど〕,QoLなどによって評価する.
  • 喘息の管理目標は,まず喘息症状をなくすことであり,さらなる目標として「臨床的寛解」の達成を目指す(表4-1).
  • 「臨床的寛解」が達成できない場合は,治療を再検討する.
  • 「臨床的寛解」を達成できた場合は,次の目標として呼吸機能を評価する(FEV1が予測値の80%以上,PEFの日内変動が自己最良値の20%以内を目標とする).臨床的寛解が得られても,呼吸機能を正常化することはできない症例も存在する。FEV1が予測値の80%未満の場合は,治療を再検討する余地がある.
  • 抗喘息薬の反応の乏しい重症患者では,患者自身の状態に合わせた目標の設定が必要である.
  • 患者と医療提供者は,『治療目標(臨床的寛解)』を共有することが重要である.
  • 現在の寛解状況は将来のリスクと密接に関係するため(図4-1) ,早期の臨床的寛解基準達成を目指す必要がある.

成人喘息治療において、咳、痰、呼吸困難のいずれかが強い場合、トリプル製剤1)が初回治療の選択肢2)の1つとして記載されました

1)

ICS/LABA/LAMA

2)

成人喘息の治療は中用量のICS/LABAから開始する [図4-2 注:咳、痰、呼吸困難のいずれかが強い場合はICS/LABA/LAMA (トリプル製剤) から開始することも可能である] (図4-2、表4-2)。


テリルジーの効能又は効果:気管支喘息 (吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)

喘息治療のフローチャート(成人)11)

喘息治療のフローチャート(成人)

■ コントロールの評価はACTで行う

  • コントロール不良:20点未満
  • コントロール不十分:20~24点

ICS:吸入ステロイド薬
LABA:長時間作用性β2刺激薬
LAMA:長時間作用性抗コリン薬
LTRA:ロイコトリエン受容体拮抗薬

*1:全身性ステロイド薬の静脈内投与、または短期間の経口ステロイド薬を必要とする増悪(発作)
*2:咳、痰、呼吸困難のいずれかが強い場合はLAMA併用可

喘息治療のフロー

  • 治療の目標は喘息症状をなくすことである。
  • 成人喘息の治療は中用量のICS/LABAから開始する〔図 注:咳、痰、呼吸困難のいずれかが強い場合はICS/LABA/LAMA(トリプル製剤)から開始することも可能である〕()。
  • 治療に対するアドヒアランスと吸入手技の確認が必要である。
  • 吸入ステロイド薬(ICS)の副作用である嗄声(させい:声のかすれ)と咽頭・口腔内カンジダ、LABAの副作用の動悸と手の震えに注意する。

ACT(Asthma Control Test)の質問項目12、13)

ACT(Asthma Control Test)の質問項目

※ 臨床的に意味のある最小変化量は3点

ACTは、下記の5つの項目に関する質問と1~5点の尺度を用いて、過去4週間の喘息コントロールを評価する自己記入式のツールです。

活動制限
仕事・家庭における仕事への喘息の影響

息切れ
息切れの頻度

夜間症状
喘息症状によって夜間や朝早くに目が覚めてしまった頻度

発作治療薬
サルブタモール等の発作止めの使用頻度

自己判断のコントロール状態
患者さんの自己判断に基づく喘息コントロールの評価

テリルジーを含むトリプル吸入療法(ICS/LAMA/LABA)は
治療ステップ3(中等症持続型相当)から治療選択肢の1つです

喘息治療ステップ(喘息予防・管理ガイドライン2021 表6-7)1)

喘息治療ステップ

*1:

ダニアレルギーで特にアレルギー性鼻炎合併例で、安定期%FEV1≧70の場合にはアレルゲン免疫療法を考慮する。

*2:

通年性吸入アレルゲンに対して陽性かつ血清総IgE値が30〜1,500IU/mLの場合に適用となる。

*3:

経口ステロイド薬は短期間の間欠的投与を原則とする。短期間の間欠投与でもコントロールが得られない場合は必要最小量を維持量として生物学的製剤の使用を考慮する。

*4:

軽度増悪までの対応を示し、それ以上の増悪については「急性増悪(発作)への対応(成人)」の項を参照。

*5:

ブデソニド/ホルモテロール配合剤で長期管理を行っている場合は同剤を増悪治療にも用いることができる(本文参照)。

*6:

ICS/LABA/LAMAの配合剤(トリプル製剤)

*7:

LABA、LTRAなどをICSに加えてもコントロール不良の場合に用いる。

*8:

成人および12歳以上の小児に適応がある。

*9:

対象は18歳以上の重症喘息患者であり、適応患者の選定の詳細は本文参照。

*10:

中用量ICSとの併用は医師によりICSを高用量に増量することが副作用などにより困難であると判断された場合に限る。

ICS:吸入ステロイド薬、LABA:長時間作用性β2刺激薬、LAMA:長時間作用性抗コリン薬、LTRA:ロイコトリエン受容体拮抗薬、SABA:短時間作用性吸入β2刺激薬、抗IL-5Rα抗体:抗IL-5受容体α鎖抗体、抗IL-4Rα抗体:抗IL-4受容体α鎖抗体

最新のWeb講演会情報はこちら

JGL2015:喘息予防・管理ガイドライン2015 GINA:Global Initiative for Asthma ICS:吸入ステロイド薬 LABA:長時間作用性β2刺激薬 LAMA:長時間作用性抗コリン薬

  1. 一般社団法人日本アレルギー学会:喘息予防・管理ガイドライン2021 協和企画, p.109
  2. Vonk JM et al: Thorax 2003; 58(4), 322-327 
  3. テリルジー承認時評価資料:第Ⅲ相臨床試験(国際共同、205715試験)
  4. Lee LA et al: Lancet Respir Med 2021; 9(1), 69-84※1
  5. Adachi M et al: J Asthma 2019; 56(9), 1016-1025 
  6. Global Initiative for Asthma. https://ginasthma.org/(2023年4月閲覧)
  7. Salmon M et al: J Pharmacol Exp Ther 2013; 345(2), 260-270※2
  8. Bulkhi A et al: Drugs 2016; 76(10), 999-1013
  9. GSKホームページ https://videos.gskstatic.com/pharma/Health/Japan/asthma/support-tools/act-adult/index.html(2023年4月閲覧)
  10. 一般社団法人日本喘息学会. 喘息診療実践ガイドライン2023 協和企画, p23, 2023
  11. 一般社団法人日本喘息学会. 喘息診療実践ガイドライン2023 協和企画, p24, 2023
  12. Juniper EF, et al: Eur Respir J 1999; 14(4), 902-907
  13. Nathan RA, et al: J Allergy Clin Immunol 2004; 113(1), 59-65※3

著作権:QualityMetric Incorporated, 2002. 禁無断転載・使用

※1 利益相反:本試験にかかわる費用はGSKが負担した。著者には、GSKが過去に研究助成金・講演料・コンサルティング費などを支払った者、GSKの社員・株主が含まれる。
※2 利益相反:本試験にかかわる費用はGSKが負担した。著者はGSKの社員である。
※3 利益相反:各試験にかかわる費用は、GSKが負担した。

製品名はすべて、グラクソ・スミスクライン、そのライセンサー、提携パートナーの登録商標です。製剤写真及びPDF資料は、患者指導の目的に限りダウンロード頂けます。

PM-JP-FVU-WCNT-200005 2023.10