ここから先は外部サイトへ移動します

これからアクセスしようとしているウェブサイトの内容は、グラクソ・スミスクライン株式会社によって管理されているものではありません。その正確性、安全性、信頼性はグラクソ・スミスクライン株式会社が保証しているものではないことをご了承ください。

続ける

戻る

重症喘息患者の83.8%が好酸球性炎症の
フェノタイプ Grade3(最も可能性が高い)
に分類されました(海外データ)

好酸球フェノタイプの割合

好酸球フェノタイプの割合

目的
(1)フェノタイプ特性とバイオマーカーを使用して、好酸球性重症喘息と非好酸球性重症喘息をより適切に特徴付けるアルゴリズムを説明する。 (2)世界最大の実生活の重症喘息コホート(ISAR)における重症喘息患者のフェノタイプの割合を定量化する。(3)それらの人口統計学的および臨床的特徴を比較する。

対象
2015年1月1日~2019年9月30日に11ヵ国でInternational Severe Asthma Registryに登録された18歳以上の重症喘息患者のうち利用可能な血中好酸球数データを有する1,716例(プロスペクティブデータ)

方法
ヒストリカル登録研究。事前に定義された勾配好酸球フェノタイプアルゴリズムを用いて、最高血中好酸球数、長期の経口ステロイド薬投与、呼気一酸化窒素濃度の上昇、鼻ポリープ、および成人期の喘息発症に基づき、好酸球フェノタイプ可能性の分類を行った。

本研究の限界
ISAR内の好酸球フェノタイプに対する選択バイアスの可能性、回想バイアスの可能性(喘息の発症等)、人口統計学的および臨床的特徴を記述する際のグループ間における患者数の不均衡が存在した。

好酸球性・非好酸球性重症喘息のフェノタイプアルゴリズム

好酸球性・非好酸球性重症喘息のフェノタイプアルゴリズム

Heaney LG et al:Chest 2021;160(3), 814-830
利益相反:著者にグラクソ・スミスクライン(株)が研究費、講演料、コンサルティング費、諮問委員会の報酬を支払った者が含まれた。

参考情報:異なる細胞種におけるIL-5シグナル伝達の作用

参考情報:異なる細胞種におけるIL-5シグナル伝達の作用

IL-5は好酸球のみならず、好塩基球、肥満細胞、形質細胞、気道上皮細胞、線維芽細胞などに
影響を与えることが報告されています。
ヒトにおける作用では、好酸球の増殖・分化、組織への動員などが起こり、気道上皮細胞では
上皮バリアの完全性の障害、線維芽細胞では増殖などの働きが報告されました。

Bachert C et al:J Allergy Clin Immunol Pract 2023;11(9),2630-2641
利益相反:著者にはアドバイザリーボードに参加し、グラクソ・スミスクライン(株)から講演料を受領した者などが含まれた。

IL-5は2型炎症の中心的な役割を果たすサイトカインであり、好酸球性炎症に
とどまらず病態生理において広範な役割を担います1–10

IL-5は2型炎症の中心的な役割を果たすサイトカインであり、好酸球性炎症にとどまらず病態生理において広範な役割を担います

BAS:basophils(好塩基球)
CLC:charcot-leyden crystal(シャルコー・ライデン結晶)
DC:dendritic cell(樹状細胞)
EMTU:epithelial-mesenchymal trophic unit(上皮間葉系栄養ユニット)
EOS:eosinophil(好酸球)
EPX:eosinophil peroxidase(好酸球ペルオキシダーゼ)
IgE:immunoglobulin E(免疫グロブリンE)
IL:interleukin(インターロイキン)
ILC2:type 2 innate lymphoid cell(2型自然リンパ球)
iNOS:inducible NO synthase(誘導型一酸化窒素合成酵素)
MC:macrophage(マクロファージ)
NEU:neutrophil(好中球)
TGF-β:transforming growth factor-β(形質転換増殖因子
Th2:type 2 helper T cell( ヘルパーT2細胞)
TSLP:thymic stromal lymphopoietin(胸腺間質性リンパ球新生因子)
VEGF:vascular endothelial growth factor(血管内皮細胞増殖因子)

最新の研究結果から、IL-5は上皮細胞のタイトジャンクション(細胞の結びつき)を低下させ、バリア機能を低下させる働きが報告されました。
さらに、IL-5は線維芽細胞を直接活性化させ、気道リモデリングを促進することも報告されて
います。
これらのことからもIL-5がT2炎症の中心的なサイトカインであり、好酸球性炎症にとどまらず
病態生理において広範な役割を担うことが明らかになっています。

Buchheit KM et al:Allergy 2024;79(10),2662-2679
利益相反:著者にグラクソ・スミスクライン(株)の社員5名が含まれた。著者にグラクソ・スミスクライン(株)がコンサルタント料、講演料、アドバイザリーボード報酬、研究助成金、旅費を支払った者、株式を保有する者が含まれた。

1)

Buchheit KM et al:J Allergy Clin Immunol 2020;145(6),1574-1584

2)

Sohail A et al:J Allergy Clin Immunol 2024;153(2),527-532
利益相反:著者にグラクソ・スミスクライン(株)のアドバイザリーボードメンバーである者が含まれた。

3)

Malik B et al:Respirology 2023;28(8),758-766
利益相反:本研究は一部グラクソ・スミスクライン(株)の研究補助金により実施された。
著者にグラクソ・スミスクライン(株)が教育イベント費、アドバイザリーボード報酬、謝礼を支払った者が含まれた。

4)

Bergantini L et al:Scand J Immunol 2021;94(1),e13031

5)

Bergantini L et al:Biomed Pharmacother 2023;166,115385
利益相反:著者にグラクソ・スミスクライン(株)の講演者、コンサルタント、アドバイザリーボードメンバーが含まれた。

6)

Bajbouj K et al:Allergy 2023;78(3),882-885
利益相反:本研究はグラクソ・スミスクライン(株)の資金援助により実施された。

7)

Wilson SJ et al:Clin Exp Allergy 2013;43(12),1342-1350
利益相反:著者にグラクソ・スミスクライン(株)が研究助成金を支払った者が含まれた。

8)

Balzar S et al:J Allergy Clin Immunol 2005;115(1),110-117

9)

Frigas E, Gleich GJ:J Allergy Clin Immunol 1986;77(4),527-537

10)

Holgate ST et al:Int Arch Allergy Immunol 2001;124(1-3),253-258

製品名はすべて、グラクソ・スミスクライン、そのライセンサー、提携パートナーの登録商標です。
製剤写真及びPDF資料は、患者指導の目的に限りダウンロード頂けます。

PM-JP-MPL-WCNT-240001 2025.06