医療関係者用ヌーカラ皮下注100㎎シリンジの投与方法
ヌーカラ皮下注100mgシリンジの使い方
ヌーカラ皮下注100mgシリンジの使い方
- 重症喘息患者及び鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の患者に対しては1本、EGPA患者に対しては3本を投与します。
- 気管支喘息では、成人および12歳以上の小児が投与対象です。
- 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)では、成人が投与対象です。
- 鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎では、成人患者さんが対象です。
[ヌーカラ皮下注100mgシリンジ]
【保管に関する注意】
- お薬の入ったシリンジは箱のまま必ず冷蔵庫で保管してください(冷凍しないでください)。
- 冷蔵庫から取り出した場合は、室温(30℃以下)で外箱に入れたまま保存し、7日以内に使用してください。
- 直射日光の当たる場所や高温多湿の場所に置かないでください。
【取扱いに関する注意】
- ヌーカラ皮下注100mgシリンジを振らないでください。
- 硬い場所に落とした場合は使用しないでください。
ヌーカラ皮下注100mgシリンジの注射部位
- 注射する部位は「上腕」または「腹部」、「太もも」です。
1.ヌーカラ皮下注100mgシリンジを室温に戻します。
- ヌーカラ皮下注100mgシリンジを冷蔵庫から取り出し、室温に置いて30分以上待ちます。
- 箱から開封後、8時間以内に投与しなかった場合は使用しないでください。
- 使用期限を過ぎている場合は、使用しないでください。
2.薬液を確認します。
- 未使用の製品であることを確認します。
- 薬液に濁りや粒子がみられる場合は、使用しないでください(薬液は無色~微黄色または微褐色の澄明な液体です。いくつか気泡が入っているのは正常です)。
3.注射部位を選び、アルコール綿で拭いて消毒します。
- 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)に対し、3本注射する場合は、他の注射部位と5cm以上離してください。
- 同じ箇所に繰り返し注射しないでください。
- 皮膚が赤い、傷がある、硬くなっている部位には、注射しないでください。
4.灰色の針キャップをはずします。
- 針キャップをはずしたあとは、速やかに使用してください。
- 針キャップをはずしたあとは、再度キャップをしないでください。(針刺し事故のほか、針曲がりや針折れにつながるおそれがあります。)
- 針が物に触れないよう注意してください。
- この段階では白いプランジャーに触れないでください。
5.注射を始めます。
- 片手でシリンジを持ち、もう一方の手で注射部位周辺の皮膚を優しくつまみます。つまんだ皮膚に、斜め45度に針を挿入します。つまむ際はつまんだ指に針が刺さらないようご注意ください。
6.薬液を注入します。
- 人差し指と中指でグリップを握り、親指でゆっくりとプランジャーを押し下げて、薬液がすべて注入されるまで、プランジャーを押し切ります。
7.注射を終えます。
- シリンジを持ったまま、親指をゆっくり上げると、プランジャーが上がり、針が自動的に引き上げられて、針ガードの中に隠れます。注射が完了したら、つまんでいた皮膚を放します。
使用後は、針が針ガードに隠れます。
※再度キャップはしないでください。
8.注射部位を軽くおさえます。
- 注射部位をアルコール綿などで軽くおさえます。
- アルコール綿などをはずして、注射部位から血が出ていないことを確認して、注射は終了です。
- 腫れることがありますので、注射部位をもまないでください。
クイックリンク
重症喘息
重症喘息のフェノタイピングや発症メカニズムをシミュレーションできるラーニングコンテンツ
ペンの使い方
ヌーカラ100mgペンの使い方、自己注射方法などについて動画でご紹介しています
シリンジの使い方
ヌーカラ100mgシリンジの使い方、自己注射方法などについて動画でご紹介しています
小児用ヌーカラ40mgシリンジの使い方
小児用ヌーカラ40mgシリンジの使い方、自己注射方法などについて動画でご紹介しています
高額療養費シミュレーション
高額療養費制度により、年齢や所得によって医療費の負担上限額が異なります。負担額がどの程度か試算できます
製品名はすべて、グラクソ・スミスクライン、そのライセンサー、提携パートナーの登録商標です。
製剤写真及びPDF資料は、患者指導の目的に限りダウンロード頂けます。
PM-JP-MPL-WCNT-210011 2024.11